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日々点描(6)「Black Swan」..その前に.

レクイエム02.jpg

「Black Swan」、大ヒット御礼ということで。
劇場行く前に、ダーレン・アロノフスキー監督について振り返り。

「π(1997)」で注目されて、「レクイエム・フォー・ドリーム(2000)」で
本格的に才能開花しましたね。公開はミニシアターでした。
懐かしいシネテリエ天神。。。

僕はこの作品に切り裂かれました。
特にサントラ、個展のBGMに使いました。
これ聴きながら僕の過去記事とか視てもらえるといいかな...




以降、「ビロウ」「レスラー」ずっと追いかけて..
ようやく、「Black Swan」で大舞台へ辿り着いた感じ。


「レクイエム・フォー・ドリーム(2000)」

この作品、麻薬モノの作品と観てしまいがちですが、
これ「中毒」についての作品です。

コーヒー、音楽、仕事、ゲーム、恋愛、ダイエット、PC、SEX そして麻薬
何かに空っぽの感情を抱き、
「愛されたい」「満たされたい」がために私たちは"何か"に溺れていく

監督のコメンタリーにあるように「人は中毒の動物」である。
私たちはいつも何かにすがって生きている。

この映画はその「夢」を求めすぎた者の末路 「夢への鎮魂歌」 。

夢をみたことある人なら解るはず。
私の未来は輝くはずだったのに、
いつかは人から羨望の眼差しでみられ、夢見た場所に立つ自分。

がんばりが足りないだけなのか?自分が弱いのか?
夢を見続けるのは難しいのです。

この映画は日常のくだらないことや、
誘惑に負けていった人へのレクイエムだと。。。

すべてにおいて絶望的な映画で、光なんかありません。

と、いうわけでけっこう酷いことが起こる作品ですが
破綻している夢・理想像、最悪の結末、頭痛と吐き気と胸のつかえ。。。

なにより「何かに取り憑かれる人々」

それはきっと「Black Swan」にもきっちりと受け継がれていると
情報収集しながら思っています。

アロノフスキー監督、ようやく本領発揮ですね。
楽しみにしつつ、劇場へ行きます。
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