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臼杵竹宵2015./雨粒と宵火.

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昨年に続いての臼杵竹宵2015年は雨.

降ったり止んだりの中、再び雨に濡れて幻想的な
石畳と路地と坂道、古寺のある街を彷徨い歩いてく…
竹宵は特別な夜.雨もまた、特別なのかも.

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臼杵もまた尾道と同じ、旧い街並みと
路地と坂道の街だけど、尾道と違うところは
やっぱりそこに九州の人、.食...匂いがするところかもしれない..
だからふっと安らぎも感じたりするのかな.

幻想的な灯火に見え隠れする
そこに息づく人の想いや情...
それもまたこの街の魅力だと思うから
また来年、ここで...と思うのだ.


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The ward of wall./In the park.

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The wall.

「区域」「隔てるもの」

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In the park.

「安穏」「不躾」

Model/KIKO.
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岐路(仮題)/Enfants Terribles?

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ここから先に何があって
どうなるかを知りたいのなら.

それでもなお、そこで見て
感じるであろうものに
意味とか価値と呼べるものが
それだけのものがあると言うのなら.

その希求と覚悟が、あるのなら.

Model KIKO.

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新しい物語...になるのかは未だ不明だけど、
ようやく動き出すことが出来た新作へ向けての展開...
一つ「モノクローム」というオーダーと
逆に僕がパニクる展開の現場と対峙して
懸命に応えようしてくれてたモデルさんに感謝を.

けどなかなか自分自身が「色」をまだ捨てきれずにいます.
捨てきれないままでの一つの結実が写真展「化身」でした.

フィルムで撮っていた頃は「色を捨てる」という
選択肢はなかったのだけれど...さて何処まで追い込めるのか..
言葉とかも含めてまだまだ余地はありそうです.

今回の撮影ではあらためて「距離感」とか「遠近」というのを
いつになく意識して撮ろうとしていて。

寄れるのに寄らない、、汲むのではなくて突き放したりもする。。。
というのはもったいと思うけれど、
ここはひとつそういうのに偏ってみようと思ってます。

その辺りことはコラムの方に書こうと思っています。
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自答するためのいくつかの旅路で.

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10月も半ば..
最近はちょっと次の何か、何処かへと
向かう前に、少し自身の行動半径を
確認するかのように旅をしながら写真を撮っています.

別府のアートフェスは出逢うものそれ自体が
惹き寄せられることそのものだったけれど
今回の山陽、尾道/岡山〜山陰、島根/鳥取の旅は
どこかこう...再確認みたいな..そんな旅でした.

れんが坂からタイルの小径へ向かいながら
誘うように漂う金木犀の香りと
眩暈のするような迷子感覚といつかの記憶.

変わったもの、変わらないものが
アタマの中で溶けて合わさっていく感覚と...

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そのまま針路は岡山、倉敷へ.
ここは抑えとかないと...
という感じで鷲羽山スカイラインを登ったところにある
展望台から水島コンビナートの工場地帯夜景を...

さすがは全国有数の規模を誇る巨大コンビナート..
福岡人にとっては北九州とはまた違ったスケールの
「異質さ」さえ感じた風景でした.

とりあえず最後のカットがお気に入りで、
最近のこの手の撮影は長秒露出と
比較明合成の両方で撮るようにしていて、
データとしては
OM-D E-M1/12-40mm f2.8
ISO400 f5.0/WB2850K/比較明合成5秒-8コマ
という感じです.

シルキーピクスでちょっとレタッチ入れてますが何より
ここまで来れて、この風景を見せてもらえて、
気持ち良く撮れたのが何より嬉しかったことかな.

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次の日倉敷を発して岡山自動車道を縦走して
山陰、鳥取方面へ.平日だったので空いてたのだけど
それでも鳥取砂丘到着は14時.

馬の背まで登るともう日本海からの強風で
砂塵が舞い、微粒な砂が身体中に叩き付けて来る感じ.

この日は欲張らずに砂丘にたっぷり時間を使うつもりだったので
たっぷり砂漠の真ん中でずっと撮影とか.

夕景から星空まで撮ることが出来ました.
ただ寒くて星空の下での砂丘中央部へは
行くことが出来ず...

ここで少し、、過去がフラッシュバック...

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この辺りはコラムに書いてるのでよかったら読んでください.

ちょっと前ならカメラバッグと三脚担いで行ってたかも...
この日は松江の宍道湖湖畔まで到達して一区切り.

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最終日程は山陰美術館巡り.
宍道湖に面した島根県立美術館は
夕焼けが美しい美術館とのこと.

庭にある12匹の白兎の前から2番目の兎を
西に向いて触れると幸せになれるらしいです.

その後足立美術館へ.
ここは12年連続庭園日本一の日本庭園があります.
ここはすごく来館者も多くて...ちょっと年齢層はお高め...
静かな時に来れたらゆっくり時間が流れるのだろうなーと思いました.

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最終目的地は植田正治写真美術館.
いつ以来の再訪になるのだろうと思いながら...
自分にとってのすごく大切な場所で...

一昨年、昨年、今年とどうにか作品創りをして
個展というカタチまで持っていけて..
その上でこの美術館を再訪出来ることの幸せって
凄いことなのかもしれない..とあらためて思ったりもして.

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そうしてこの場所に立っていられる自分が
たくさんの人たちの想いのおかげだということを
もう一度、しっかりと見つめ直すこと...

そこから「次へ...」向けてが
始まるのだと感じていました.

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さて...来年も始まりは「モノクロームショウ」から.
二度目の来年は展示フォーマットもちょっと変わり
今からどうしてみようかなと思案しています...

よかったら被写体として作品創りに
参画してもらえる方も募集していますので
どうぞよろしくお願いします...

一つの旅路の終わりと、それを結実させて、
次へと向かうチカラとしてくこと
そこにきっと見たいものがあるのだと思っています.

久しぶりの長いブログ
読んでもらえてありがとうございました.

2015.10.21.古賀英樹.

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アートフェスという異空間at別府混浴温泉世界

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別府現代芸術フェスティバル2015-混浴温泉世界-
その存在は知っていたのだけれど
なかなか機会に恵まれずのままだったので
3回目の今年が最終回を迎えるということで、
ようやく行けて良かった...

季節もだいぶ秋めいて歩きやすくなって、
アートマップ片手に別府界隈を彷徨い歩き...

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湯が出なくなって放棄された浴場での写真展
デパートの上階で開催の「わくわく混浴デパートメント」
元ストリップ劇場での「永久別府劇場・恐怖の館」第3期..
すごく怖い想いをして、初日メインの「アートゲートクルーズ」へ.

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宵闇と湯煙とネオンに煙る別府歓楽街を
案内人さんに導かれながら
50年以上前に封鎖された地下街とかを探索しつつ
展示されている作品やインスタレーション鑑賞.

約2時間のツアーは別府が持つ独特の
折り重なった人の情念の堆積と澱みを
肌で感じながらの時間...
思ってたよりずっとハードコアでした.

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〆は近代化産業遺産でもある竹瓦温泉で..
ソープ街のど真ん中に聳える夜の威容に圧倒されながら
温泉で汗を流して帰路へついたのでした.

別府で出逢った不可思議で不条理だけど心に残るものたち.
廃棄された公衆浴場、アーティストが棲むアパート、
砂糖卸屋から階段で結ばれた商店街の屋上、
ポルノ劇場の饐えているのに生臭い匂いのポルノ館、
日本で一番古いアーケード通り.

アートゲートクルーズでいただいた資料には
爆撃を受けていない街/点在する温泉銭湯/外湯/
最初の地下街/銭湯二階の公民館/大陸からの引揚者/
...とキーワードが記されていました.

謎、不可解、不条理の連続する目眩くような
ちょっと普通の街のアートフェスでは感じられない
「湯の上に浮かぶ街」
別府が放つ魔窟感と異質のアート巡り...
またいつかこの世界への扉を開いて欲しいものです.

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アーカイブ・プリント.

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■Kei/WALD Archive test ver.

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■Erika/WALD Archive test ver.

9月.
コラムにも書いたけれど
収蔵作品としてWALDへ納めてもらう作品が完成しました.
こちらは、その試作の作品.

スイッチの切り替えとか手間取ってしまって
だいぶかかってしまったけれど
展示からは外れたカットの中から
それでもなお惹き付けられるものを持ったものを
1コマずつセレクトしました.

どんなものが、どんなカタチで
展示されるかはWALDアーカイブでの
お楽しみ..

そろそろ「化身」の作品とも落ち着き処を
見つける時が来ました.僕自身もまた
先に進まなくてはならないときかもしれません.

この一年で駆け足で撮ったつもりだけど
なんだか妙に、離れ難い作品になりました.

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2015.夏の終わりと見果てぬものに.

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OLYMPUS OM-D E-M5 Mk2 M.zuiko7-14mm f2.8pro
45sec f3.2 ISO1600 WB5300K

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OLYMPUS OM-D E-M1 M.zuiko12-40mm f2.8pro
比較明合成30秒/67コマ f3.2 ISO1250 WBオート

昨年の新宿から引き続いての夏は
今年も写真展から始まって

そんな夏の締めくくりは宮崎、
霧島えびの高原での星を追いかけながらの撮影と
霧島アートの森の作品たちとの邂逅へと続いていました.

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宮崎、鹿児島の空と風と太陽と、
そこで触れる作品たちに胸は高鳴って.

何かとバタバタとしていて、
相変わらずな夏で...でもそれはきっと
今自分が充足の中にいられるってことでもあって.

高原の向こうに見えた、手の届きそうな星を
もう一度観たいと思えるような、そんな夏にしたくて、
きっとこれからも胸の高鳴りに身を任せていくのかもしれない.

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2015年の夏に出逢えて、再会出来た方々に
たくさんの感謝を.そして秋がすぐそこまで.
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広角レンズの感覚を.

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OLYMPUS E-M5Mk2 M.zuiko7-14mm f2.8pro
ISO400 f11/比較明合成30分×52カット/WB2850K

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OLYMPUS E-M1 M.zuiko12-40mm f2.8pro
ISO200 f5.0/8sec/WB3000K

迷いながら辿り着いた小倉北区の新日鉄住金化学
(株)九州製造所の工場夜景.

広角レンズを手に入れてから
試写がてら星を入れての工場夜景とかも
撮ったりしています.

OLYMPUS E-M5Mk2に
M.Zuiko7-14mm/f2.8を付けて撮ってますが
高感度耐性はM1よりも良いように感じます.

2枚目アップめの工場のカットのみ
E-M1にレンズは12-40mmです.
こちらはこちらで好きな感じ.

こうやって少しずつ視野角の広さを
把握していくのは楽しいことですね.


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日々点描(63)/星をおいかけて.

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OLYMPUS E-M5Mk2 M.zuiko7-14mm f2.8pro ISO800 f5.0/30sec.

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OLYMPUS E-M1 M.zuiko12-40mm f2.8pro ISO1600 f3.5 比較明合成4秒×593コマ

気が付けば、個展を終えて約1ヶ月が過ぎていて
放心状態だったというわけではないけれど
こんなにスイッチの切り替えがへたくそだったのかと
あらためて感じたりもして..そんなこんなでもう8月.

新しいレンズ、作品用にM.zuiko7-14mm f2.8proを
購入して最近は星ばかりを撮っています.

実は自分の作品て今までほとんどが
17-35mmとかの広角でのものが多くて
「化身」で観られたような、標準〜中望遠で
撮るスタイルの方が実は珍しかったりします.

ある風景..シチュエーションの中に被写体を絡めて
写し出し、描き出していく感覚..
これは広角レンズなくしては撮れなかったりします.

なので、今回の写真展でOLYMPUSとそのm4/3の
画質、描写に手応えと可能性を感じたこともあり
このレンズを購入した次第です.

光学的にも優れるこのレンズ..先ずは
これで星を撮りたい..そんな欲求に駆られています.

夏の終わりに宮崎方面まで
ちょっと星を追いかけてみようと考えています.

次のこと...いろいろありますが
今はそれで良いかなと、思っています.

長いこと更新してないのに観てくれている
皆様、ほんとにありがとうございます.
もう少しだけ..写真というものの、その先へ
向かってみようと思っています.

「星を追いかけながら」



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想いありき/写真展「化身」閉幕.

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2015年の写真展「化身」は7/18で閉幕しました.

期間中は自分が思っていたより
ずっとたくさんの方にご来場いただいて、
そこでたくさんの気持ちに
触れさせていただきました.

僕の作品はわりとはっきり
好き嫌いが分かれるものだけど
今回は「良い展示だね」って
言ってもらえることが
ほんとに多くて.

展示初日よりも最後の日になって
この展示がやれて良かったと思えるのは
初めてかもしれません.

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それもまた、被写体さんお二人に
教えてもらったことと
ここで見つけた大切なものの
一つだと思っています.

3年連続で、そして去年より、一昨年より
たくさんの感謝を伝えられる今年の夏を
すごく幸せに感じています.

「想いありき」

紡がれ、繋がれて行くもの..
それは写真作家としての自分自身の生き様だと思うし

たぶんかけがえのない財産と呼べるものだと思うから..
そして何より、それに応えられる作家であるために.

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2015.7.18. 古賀英樹
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