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日々点描(番外篇)/挑発的資料

book01.jpg

つぶやきでも書いたけれど
デジタルフォトブックというものを
初めて創ってみて、今日それが届きました。

今までそうやってお手軽、安価で創れると
知ってはいたけれど、なんというか...
「テンプレから選んでくださいね」的なものが
どうしても合わない感じがあったので敬遠してました。

で、さあいよいよ次回展示の資料的なものが欲しい...
ということになって、ものは試しにという感じで作成。

確かに、レイアウトのテンプレがあって、
テキストなんかも不自由で...という感じではあったけれど
そこは、工夫というか、決められた範囲で
自分なりにテンプレ組み合わせて創っていく作業は
わりと楽しくできました。

仕上がりを見てみると、銀塩プリントにこそ及ばないけれど
マットコートの紙質は自分の意図する黒と、
何よりハイキー、粗粒子の再現をしっかりと
出してくれていて概ね満足できるものでした。

book02.jpg

なにしろ、次回のコンセプトからして
「唯一人の被写体による作品展示」という構成そのものが
初めてなわけで、不安もまた大きい状態。

そこで、まず資料的な意味も含めて、フォトブック一冊創って...
これは、成功だったかなと思います。

モノクロ36ページ、時間軸もあえて解体しつつ約40点を組んだ一冊は
(A4のつもりでいたらA5だったりしたのはご愛敬)
作品の持つ不穏な雰囲気と緊張感を
十分に感じさせてくれるものでした。

ヒリヒリするような皮膚感は作者自身も感じるところ。
視る人に物語の存在や背景に介在するものを感じてもらえるのは、
僕の写真全てに共通するものだ。

またそこに内包されるものを暴力的と言われることも、
ずっと前から知っていたことで、
特にそこにこだわっているわけではないけれど。。。
そこにそれを感じた人は、むしろ弱さの本質を見抜いていると言っていい。

いずれ本格的に動くときには、テストプリントも
必要になってくるとは思うけれど
現時点では存在感十分な一冊かなという感じ。

それは進行中の「夜葉」のイメージとも相互して
「夜葉」と同サイズだったのも結果オーライ
とっても「挑発的」で初動の仕掛けとしては
満足しています。

こうなると、今まで撮りためている未発表、未プリント作品も
1、2冊にまとめてみたくなりますよね...

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