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日々点描(59)/間隙と交わす言葉と星空と.

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E-M5 Mk2/M.Z12-40mmf2.8/
ISO800/f2.8/WB3000K/
比較明合成1秒×2078コマ/露光時間40分

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写真展へ向けての諸々が続く時間の中
間隙を縫うように見上げた星空.
E-M5 Mk2でコンポジット撮影の撮って出し.

心地良い会話に任せながら星空にレンズ向ける.
こういう時間、ずっと無かったなーと
時間経つの忘れつつ
最後は月のコロニーレーザーでおやすみなさい.

いろんなことが来月から始まる前の静かさ.
そんな5月の終わりのごく普通の夜.

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日々点描(58)/写真展「化身」告知報告.

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気が付けば5月半ば
「日々点描」は1月以来とは気が付かなかったです.

写真展の告知活動、いつものように自分の脚で
なんか毎年この時期こういうことを...以下略です.

今日も被写体であるえりかさんが
同行してくれて.あいにくの雨だったけれど
配布と同時に今日は一つ、大きな目的がありました.

「本番用作品プリントの受け取りとその作品との初対面」

これが、今日の大きな目的でした.
仕上げられたばかりの展示用のプリント
それを被写体である本人が初めて観ること.

簡単なことのようで、今までこういうカタチの
対面..僕も初経験でした.

こういうシーンをブログとかで掲載してくのも
一つの「写真展」というものの中の大切な
1コマだと、僕は思います.

そこに写し込まれた自分自身との対面は
果たして彼女にどう写ったのか..それで何かが
変化していくのか、いかないのか.

伝えた想い、届いたもの
それに多くの言葉は要らないのだと
あらためて感じたひとときだったし

やっぱり自分は「そこ」を大事にして
作品を創ってくことから離れられないな...って
あらためて感じました.

えりかさんがしばらく身動きもせず
見入っていた、その物語の続きはきっと7月のWALDで
感じることが出来ますよ..って伝えたいし

そしてそれはもっとたくさんの方々と共有出来るものに
なることを知ってもらえたら、作家としては幸せなことだと
思っています.

5/15 ポストカード・フライヤー設置場所

・アンスティチュ・フランセ九州(旧九州日仏学館)
・セレクトショップorgan

そういえば...
帰宅してシルキーピクスで調整してみて、
レンズを17mmf1.8にしてみたら
今までまあ、E-M10より良いしE-M1には劣る.
こんなものかな..と感じていたE-M5MK2が
ぐっと良くなった気がしてます.

描写がちょっと柔らかめ過ぎるかなと感じていた
M Zuiko 17mmf1.8がなんだかちょうどよいシャープさを
出してくれてる感じです.
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Unknown.人の理の外で.

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綺麗事ばかりではないことは知っていた
ここの連中は皆生きているのに死んでいるんだと感じた.

そこに物語など存在しない
人の理の外にいるものたちと
そして長い午後.

全部がゆっくりと、でも確実に
緩やかに死んでいく.

ここにいたら死んでしまう.
そんな地獄が確かにそこに在って
そこに踏み入れたときから

自分もまた死に向かいつつあることを
初めて自覚していた.

それがいつからなのかも忘れてしまっていた.


Models/Unknown 2007.
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突き動かされた先のなれの果て.

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何に突き動かされてここまで来たのか.

そこで待ち受けていたものは
いつからかそれはもはや
夢と呼べるものの範疇を越えて
撮ること創ることに憑かれたものの
なれの果て...とも呼べる代物で.

そこまで来てようやく
またはそこまで来ないと
生きているのだ、生き残ってしまったのだと
感じられなかっただろうことでもあって.

夢をみるためでなく
生きているのだと言えるために
ただそのために身一つで
もう少し広い世界と向き合おうとする.

痛くて苦しいものを吐き出しそうになる
凍てつくものに突き刺される
それはきっと生きているからなのだと
言い聞かせながら.

「ありがとう」と「ごめんなさい」と
「ただいま」と「さようなら」が
届くところへ行けたなら..

僕は写真でもうそれ以上望むものはない.

「淵と隘路」
model/Mayu ko&Mayumi.

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2015年写真展「化身」告知・配布開始.

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ちょっとブログの方が後からになってしまって
でもアクセスしてもらえてる方もたくさんおられて
すごくありがたく感じています.
写真展「化身」ポストカード・フライヤー
配布活動を開始しました.

2013年の写真展「深入り」のときもそうだったように
今回の「化身」でも、Wキャストの一方の被写体さんである
えりかさんが暑い陽射しの中、同行してくれることになりました.

共に一つの場所目指して作品創りを始めた彼女とは
実に1年振りくらいの再会.

その理由はいろいろあるのだけど...
作品創りしてく中で、自分の許容できる以上の
「感情」とか「想い」といったものを発露させるときに
撮っている僕でさえ想像も出来ないような
負荷がかかったり、深く刺されるような痛みとの戦いでもあって.
彼女との作品創りはそこでストップすることになります.

この日の再会で、今回の写真展「化身」の作品を
綴じたポートフォリオを彼女に初めて見てもらうことが出来ました.
そこに写る、かつての自分自身ともう一人の全く知らない、
また自分とは異なる被写体さんで構成された作品たち.

ページをめくる彼女の眼差しは真剣で初めは少し、そのページをめくることを
怖がっているようにも見えました.
食い入るように何度も同じページを見返しながら彼女から出た言葉は
…「悔しい」…でした.

その辺りの詳細はコラムの方に書いてるので読んでもらえると嬉しいです.

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この日配布していただいたのは岡市中央区を中心に
・アートスペース貘・アジパラ・アルバス・(天神イムズ)アルティアム
・カフェソネス・福岡アジア美術館・IAF SHOP・冷泉荘..です.
見掛けたら手に取ってもらえればと思います.

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やっぱりこういう地道な、自分の脚での
告知活動は、そこで手渡しさせていただけることが
すごく大切で、新しい発見や出逢いもまた
楽しみの一つだったりします.

そこに写る被写体さんがいるということも
大事なことで撮影の時には解らなかったこと
見えて来たりすることがたくさんあります.
そしてそこから話が広がって行くことも.

最後に訪れたIAFでの会話の中で
かつてそこにおられた偉大なキュレーターである
山野さんのお話、パリ写真月間やベルリンフォトに
飛び込んで活動してる方の話が出て....
遠いようで実は…と少し想いを馳せてみたりして.

そんな世界と身一つで向き合ってみるのも悪くないかな
カタチやカッコはどうあれ真っ直ぐに
やってみないと始まらないってことかな..と思ったりしています.
届く届かないじゃなくてまず手を伸ばすことかなと..

また続報あったらお知らせしたいと思います.






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