SSブログ

2015.写真展「化身」初日-想いの一翼-

poster.jpg

写真展「化身」初日を無事に迎えることが出来ました.

いつも思うことですが、こうしてギャラリーで
作品と過ごしていられること...
それはたくさんのあたたかい方に囲まれて
初めて出来ることだと心から思います.

前日の設営作業に駆けつけていただいた
えりかさん、告知、配布のときと同じ様に、
決して調子の良いわけではないことを承知で
この日にもまた、特別な想いを持って
駆けつけてくれたのでした.

0630_01.jpg

0630_02.jpg

k_kiroku_02.jpg

k_kiroku_03.jpg

k_kiroku_04.jpg

k_kiroku_05.jpg

そして初日の今日は、一方の被写体さんである
ケイさんが来場してくれました.

WALD一同ちょっとしたサプライズでした.
そして、思っていたよりずっとたくさんの時間、
ギャラリーを歩いては、時に立ち止まり.
それを何度も繰り返してくれていました.

そこには纏うような絶対感ではなくて、
ケイさんなりの真っ直ぐな想いで、
作品創りと向き合ってもらえていたことに
あらためて気付かされました.

それは間違いなく、今回の作品を構成する上での
無くてはならない想いの一翼なのだと
作家である僕自身が
大切なことを気付かされるような時間でした.

それもまた、この日に向けて描き続けて来た
作品の行き着いた、答えの一つだろうと思います.

0630_05.jpg

7/18日まで、どうぞよろしくお願いします.

古賀英樹 写真展「化身」

7月1日(水)〜 7月18日(土)
12:00〜18:00

■休み:日、月、火曜日
■料金:入場無料
■場所:ヴァルト アート スタジオ
[092-633-3989 福岡市博多区千代4-12-2]

コメント(0) 

日々点描(62)/その前日 未だ見ぬものへ.

kuko_002.jpg

■E-M5 Mk2/12-40mm
ISO400/f5.6/WB5300K
比較明合成2秒/533コマ

kuko_004.jpg

■E-M5 Mk2/12-40mm
ISO400/f5.0/WB3000K
比較明合成3.5秒/193コマ

個展設営日前日.

作品を事前に搬入し終えて
貼り込み作業まで済んでいるからなのか
ふらっと撮影に出かけるなんて今まで
したことなかったような...

そんな珍しく妙に落ち着いている感.
吉兆なのかそうじゃないものの前触れなのか.

いずれにしても7/1にはきっと
ひとつの答え、または幾つかの応えが出るのだろう.
その行き着く先が、何処だったとしても.

ちょっと今までとは違った感じの展示になること
それも含めて自分自身楽しみだったり.
今はそんな感じで良いのかも..と思う.

kuko_001.jpg

その光跡が、何処までも続いているようにも思えて.

福岡空港.rwy34エンドにて.

コメント(0) 

日々点描(61)/誕生日と個展直前のオフに.

dri_01.jpg

dri_02.jpg

写真展準備も一段落したところでのオフはあいにくの空模様.
これは阿蘇で星空厳しいか..と湯布院へ寄り道...

湯布院は道を一本逸れたところに魅力があって.
ドルドーニュ美術館で裏さんの
丁寧な解説を聞きながらの宇治山哲平の作品に触れる時間.

この街の、あたたかく人を迎える部分は
まだちゃんと残ってるんだな..って感じて.

dri_02.jpg

dri_05.jpg

dri_04.jpg

茶房天井桟敷で大好きなブレンドを飲んでから
雨モードなので念願だったOPAM方面へ目標シフト..
と行きたかったけどちょっと時間的に厳しくなり...

安心院へちょっと走って「桂昌寺跡 地獄極楽」..
ここは2度目.江戸時代に作られた
アドベンチャー型テーマパークて感じの軽い迷宮洞窟です.

dri_06.jpg

dri_08.jpg

その後はさらに少し宇佐市へ移動して
「東椎屋の滝」日本の滝百選です.
「九州華厳」とも言われるそうですが高さ約85mの瀑布.

ていうか、そこへ至る苔生した桟道..
美術館巡りモードからなんか気が付けば
トレッキングになってる..

.最後は慣れない滝撮影に四苦八苦して、
防塵防滴が心強い飛沫浴びながらの撮影になりました

.急に撮影シチュエーションが変わっても
しっかり撮れるようになりたいな..
そんな個展目前のオフの一日でした.

■お知らせ

a_c01.jpg

a_c02.jpg

もう刊行されてもいるので、
ちょっと遅れて来たバースデープレゼントということで...

アサヒカメラ7月号ギャラリーガイド250ページに
7月の写真展「化身」を掲載していただきました.

例年アサヒカメラの7月号は手に入りにくくなる号ですが
周りは東京圏の大きな展示の紹介と並んで
福岡の写真展として紹介してもらえたことが
何より嬉しいです.

これをステータスにするつもりはないけれど、
そこに被写体さんの想いがあって、
その展示を織り成す作家として、
多くの人に向けて伝え、届けていられること...

ここまで来るのにかかった時間を想うと
震えるような気持ちになります...
だからこそ、僕は「写真」なんですね、きっと..

birth.jpg

7月のWALDでたくさんの方と
触れ合い、繋がれることを楽しみに、
お待ちしています.
コメント(0) 

カウントダウン.

folio.jpg

2015年の写真展まで2週間切りました.
今年は図録の販売はしないので
会場にポートフォリオを1冊置きます.

初個展や、企画させてもらったイベントなど
一通り、バラバラに保管されてた記録を
かき集めて作成しました.

また、一昨年の写真展「深入り」
さらに昨年の「深入り-tokyo-」と今回の「化身」
合わせて4枚のポストカードを1セットにして
無料で配布します.
お気軽に手に取ってもらえたらと思います.

まだ少し、準備とか残っていますが
いよいよ追い込みです.

また暑い夏が、そこにあるのかな...と感じています.


コメント(0) 

日々点描(60)/間隙2.ずっと待ってた夜.

hotaru_01.jpg

E-M5Mk2 12-40mmf2.8/ISO800/WB3200K.
比較明合成4秒×161コマ/10分.

hotaru_03.jpg

hotal_02.jpg

蛍なら甘木、朝倉へ...
そう思いだしたのはいつからだろう.

WALDで教えてもらった朝倉市の
廃校跡を利用した美術館「共星の里」は
今まで見たどの蛍よりも、
ただもう蛍の灯りだけが創り出す別世界だった.

それを写真で現せる出来る術が
今の自分にはないようにも思えて.

「なんでかしらないけど、ずっとここの蛍なんだよね..」
ただそれを伝えたくて.360°に織り成される幻想に
カメラを向けていた..たぶん届いたかな..と少し思う.




コメント(0) 

二軸相反.

cap_kei1.jpg
Kei.
cap_erika.jpg
Erika.

「ここまで、来てみろ.」

わたしたちを、繋ぐもの
それがあなたの言うような
真っ直ぐ通した軸だとしても.

その両軸から聞こえ続ける
不協和音と免れない違和感で
包まれ、歪み、軋みながら

変異していくこと
目醒めさせたもの

距離を計れぬ両輪を

止めることは出来ない
止めることなど出来やしない.

Models Kei.≠Erika.

「二軸相反」

真ん中に在るものとして通したはずの
車軸の、その両輪に繋がれた二人の中で動くもの.

そこで感じられ、
伝わる気配と動き始める何か.

不可触な、確固たる絶対感か
抗いながら、足掻くものか

どちらが…どちらも…

相反するものたちが車軸の両輪で
距離を失うそのときまで
互い違いに走狗し続ける.

■写真展「化身」キャプション(試作第2稿)

今回ギャラリーにはいつもの感想ノートの他に
「被写体さんへ向けて」のノートも置きます.

そしてそこへ書いてもらえた言葉たちは
お二人のどちらにもお伝えします.

本番まで残り1ヶ月切りました.
少しずつ情報解禁です.


コメント(0) 

日々点描(59)/間隙と交わす言葉と星空と.

comp_04.jpg
E-M5 Mk2/M.Z12-40mmf2.8/
ISO800/f2.8/WB3000K/
比較明合成1秒×2078コマ/露光時間40分

comp_02.jpg

comp_03.jpg

写真展へ向けての諸々が続く時間の中
間隙を縫うように見上げた星空.
E-M5 Mk2でコンポジット撮影の撮って出し.

心地良い会話に任せながら星空にレンズ向ける.
こういう時間、ずっと無かったなーと
時間経つの忘れつつ
最後は月のコロニーレーザーでおやすみなさい.

いろんなことが来月から始まる前の静かさ.
そんな5月の終わりのごく普通の夜.

comp_01.jpg


コメント(0) 

日々点描(58)/写真展「化身」告知報告.

haifu_016.jpg

haifu_015.jpg

haifu_013.jpg

気が付けば5月半ば
「日々点描」は1月以来とは気が付かなかったです.

写真展の告知活動、いつものように自分の脚で
なんか毎年この時期こういうことを...以下略です.

今日も被写体であるえりかさんが
同行してくれて.あいにくの雨だったけれど
配布と同時に今日は一つ、大きな目的がありました.

「本番用作品プリントの受け取りとその作品との初対面」

これが、今日の大きな目的でした.
仕上げられたばかりの展示用のプリント
それを被写体である本人が初めて観ること.

簡単なことのようで、今までこういうカタチの
対面..僕も初経験でした.

こういうシーンをブログとかで掲載してくのも
一つの「写真展」というものの中の大切な
1コマだと、僕は思います.

そこに写し込まれた自分自身との対面は
果たして彼女にどう写ったのか..それで何かが
変化していくのか、いかないのか.

伝えた想い、届いたもの
それに多くの言葉は要らないのだと
あらためて感じたひとときだったし

やっぱり自分は「そこ」を大事にして
作品を創ってくことから離れられないな...って
あらためて感じました.

えりかさんがしばらく身動きもせず
見入っていた、その物語の続きはきっと7月のWALDで
感じることが出来ますよ..って伝えたいし

そしてそれはもっとたくさんの方々と共有出来るものに
なることを知ってもらえたら、作家としては幸せなことだと
思っています.

5/15 ポストカード・フライヤー設置場所

・アンスティチュ・フランセ九州(旧九州日仏学館)
・セレクトショップorgan

そういえば...
帰宅してシルキーピクスで調整してみて、
レンズを17mmf1.8にしてみたら
今までまあ、E-M10より良いしE-M1には劣る.
こんなものかな..と感じていたE-M5MK2が
ぐっと良くなった気がしてます.

描写がちょっと柔らかめ過ぎるかなと感じていた
M Zuiko 17mmf1.8がなんだかちょうどよいシャープさを
出してくれてる感じです.
コメント(0) 

Unknown.人の理の外で.

hiromi_re02.jpg

hiromi_re01.jpg

sizuka_re01.jpg

綺麗事ばかりではないことは知っていた
ここの連中は皆生きているのに死んでいるんだと感じた.

そこに物語など存在しない
人の理の外にいるものたちと
そして長い午後.

全部がゆっくりと、でも確実に
緩やかに死んでいく.

ここにいたら死んでしまう.
そんな地獄が確かにそこに在って
そこに踏み入れたときから

自分もまた死に向かいつつあることを
初めて自覚していた.

それがいつからなのかも忘れてしまっていた.


Models/Unknown 2007.
コメント(0) 

突き動かされた先のなれの果て.

m_04.jpg

mayu_mono05.jpg

mayu_mono02.jpg

mayu_mono03.jpg

m_03.jpg

mayu_mono04.jpg

mayuko_mono002.jpg

mayuko_mono001.jpg

何に突き動かされてここまで来たのか.

そこで待ち受けていたものは
いつからかそれはもはや
夢と呼べるものの範疇を越えて
撮ること創ることに憑かれたものの
なれの果て...とも呼べる代物で.

そこまで来てようやく
またはそこまで来ないと
生きているのだ、生き残ってしまったのだと
感じられなかっただろうことでもあって.

夢をみるためでなく
生きているのだと言えるために
ただそのために身一つで
もう少し広い世界と向き合おうとする.

痛くて苦しいものを吐き出しそうになる
凍てつくものに突き刺される
それはきっと生きているからなのだと
言い聞かせながら.

「ありがとう」と「ごめんなさい」と
「ただいま」と「さようなら」が
届くところへ行けたなら..

僕は写真でもうそれ以上望むものはない.

「淵と隘路」
model/Mayu ko&Mayumi.

コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。